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2005年度ジャパンゴルフツアー表彰式<最終章>
ホールアウト後のサインエリアの設置や、選手達による施設訪問、ファンの集いなどがそれだ。
もちろん、それら行事には自身も率先して参加して、積極的にファンの輪の中に入っていった。
「いまの女子プロ人気は、僕ら男子にとっても追い風になる」が、口癖だった。
世間では、「マイナス」と言われている材料も、横田にかかれば「逆境の今こそ飛躍の時」と、何事もプラスに転じて、奔走した。
選手会長の任期は、1年。
しかし他の選手たちのみならず、関係者からの横田への信頼は厚く、任期満了を前に早くも“続投”を願う声が上がっているほどだ。
プレーヤーとの両立は、「正直、大変だった」。弱音を吐きかけたこともある。
それでも、今年は全試合出場を果たしてアイアンマン賞を受賞。しかも、29試合中27試合で予選通過という結果を残し、賞金ランキングは今年自己最高の14位に躍進した。
最終戦『ゴルフ日本シリーズJTカップ』では、最後まで優勝争いを演じて2位に入り、“戦う選手会長”として、クライマックスを盛り上げた。
そんな横田に、社団法人日本ゴルフツアー機構会長の島田幸作が「会長特別賞」を贈った。
当初、この2005年ジャパンゴルフツアー表彰式では予定されていなかった“サプライズ”に、横田も驚きを隠さず「この1年、頑張った甲斐がありました!」と、大喜びだった。
横田真一より、1年のごあいさつ
「主催者、関係者ならびにゴルフファンのみなさまには、今年もジャパンゴルフツアーを支えていただき、本当にありがとうございました。
今年、選手会長という大役をいただいたことで、トーナメント関係者の方々とたくさん接することができ、その中で、みなさんが本当にこのゴルフ界を良くしよう、とご尽力くださっていることを痛感いたしました。
私自身も、皆さんのご支援を受けながら、ファンサービスとエチケットマナーの向上と、社会貢献によりいっそう力を入れてきた1年間でした。
これからも選手一同、みなさまのお知恵を拝借し、ともに歩みながら、ゴルフ界発展につとめてまいりたいと思っております。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします!!」