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三井住友VISA太平洋マスターズ 2005

ダレン・クラークが大会連覇

まるで、あらかじめコーディネイトしていたかのようだった。大会主催のTBS井上弘・代表取締役社長に着せ掛けられた真紅のチャンピオンブレザーは、この日のウェアにしっくりと合った。

この時期、美しく紅葉した太平洋クラブ御殿場は「大好きなコース。ここに来ればどうすればいいか、分かっているから。今年も、絶対に勝つ」。

自ら「クレバー」と称するゲームマネジメントを貫いて、ミスらしいミスといえば3パットをした7番とグリーンを外した17番パー3だけ。

最後までその自信は揺らぐことがなかった。
それは、2位に1打差まで詰め寄られた最終18番でさえ。

立山光広が、あわやチップインイーグルのスーパーショットを放ったとき、一応は目を丸くして驚いてみせたものの、「自分は、自分がすべきことをやればいいのだから」と、悠然と構えたまま。

ピン手前8メートルのイーグルチャンスをど真ん中からねじ込んで「過去に、2度タイトルを手にしたことがなかったから。余計に嬉しいね!!」。

4日間の平均ストロークとパーキープ率で1位、パーオン率2位。ドライビングディスタンスは平均299・63ヤードを記録して4位。
どこにもつけ入る先のない圧倒的なゴルフで、連覇を達成したクラークの次なる目標は、親友でもあるリー・ウェストウッドが持つ大会3連覇の記録更新だ。

「そのためにも、来年またぜひここに戻ってきたいと思います」。
満員の地元ギャラリーに向かって約束した。

  • 井上弘・TBS代表取締役社長より受けた真紅のチャンピオンブレザーは、この日のウェアによく似合った
  • 三井住友VISAカードのテレビCMでおなじみの中山エミリさんと2年連続の2ショット!!

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