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東建ホームメイトカップ 2007

室田淳と岩田寛が強風の中で1アンダーをマーク

今季初シードの岩田寛も、数少ないアンダーパーをマークした選手のひとり。強い風の中、このオフに練習を重ねたパンチショットが生きた。

「ウッズが、狭いホールでちょんと打つイメージ。そうすると、スウィングが締まる」と、コーチの江連忠に指導されるまま、低い球を打ち続けた。

「今日も練習のときのイメージで回ったら、うまくいった」という。
いわゆる“裏街道”のインスタートから、この日70をマークして、通算2アンダーで9位タイに浮上して、「明日も風が吹いてくれたらいいな・・・」。

26歳の岩田に負けじと、やはり1アンダーで回ったのがベテランの室田淳(=写真下)だった。
「今日は、特にショートゲームが良かった」という。
強い風が、上空でクルクルと向きを変える。
ただでさえ、計算を立てにくい上に、硬く締まったグリーンが待ち受ける。
耐えてしのいで迎えた後半の10番パー4。

「3オンしてピンチのパーパットが入ってくれた」。
これにすっかり気を良くして、続く11番でグリーン左横から23ヤードのアプローチを入れた。
チップインバーディに、笑みがこぼれる。
軒並みオーバーパーを打つ中で「少しくらい、アンダーパーがいないと寂しいじゃない?」。
通算4アンダーの3位タイに浮上した51歳。
スーパーシニアの余裕と貫禄を見せた。

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