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モトローラ・インターナショナル初日

Picture by Paul Laktos/Asian tour
アジアンツアーのモトローラ・インターナショナルが、インドネシアのリア・ビンタンゴルフクラブで開幕した。

今大会は、来年以降のアジアと日本、豪州の3ツアー共催にむけて、準備が進められており、今年は日本ツアーからも多くの選手が参戦して会場を盛り上げている。

特に、アジアンツアーが注目しているのは昨年のUBS日本ゴルフツアー選手権 宍戸ヒルズのチャンピオンの髙橋竜彦だ。
同大会の冠協賛のUBSは、アジアンツアーの賞金ランキングのスポンサーでもあるからだ。

会場内で配られるパンフレットや、オフィシャルホームページでの告知記事にも取り上げられて、コメントやプロフィールが紹介されている。

また、初日は先週の同ツアーのチャンピオン、チャプチャイ・ニラットと同じ組になったことなどからも、その注目度が伺える。
「それらが、今日のスコアにつながった」と、髙橋は言う。

髙橋にとって、これが今年の「オープン戦」。
それだけに「つい、“様子見”とか思いがちだけど・・・。良い組に入れてもらったり、開催前にインタビューされたりしたことで、気持ちが引き締まった。今日の1番ティは、非常に良い緊張感の中で立てた」という。

開催コースのグリーンは目が非常に強い上に、とても速く仕上げられて「思い切って打ち切れない」。
スタートの1番こそ3パットのボギーを打ったが、「嫌なムード」は好調のショットですぐに断ち切った。

7番でアプローチをOK距離につけてバーディ。
12番で4メートルにつけ、14番で5メートルのバーディチャンスをねじこんだ。

気温は30度を軽く越えて、「死にそうな暑さ」の中で2アンダーでホールアウト。

「これが初戦ということで丁寧にやろうとして、パッティングで多少打ち切れていない部分もあるが、ティショットでラフに入れたのは1ホールだけ。内容的には非常に良かった。良いスタートが切れて安心した」と、満足そうに振り返った。

翌週には、全英オープンのアジア予選が控える。
「チャンスがあれば、なんでもトライしたい」と貪欲に、今週はひとつでも上を狙っていく。

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