記事
〜全英への道〜 ミズノオープンゴルフトーナメント 2005
全英オープン日本予選最終戦今年は総勢9人の選手が出場権を獲得
5月の日本プロから始まって、マンシングウェアオープンKSBカップ、三菱ダイヤモンドカップゴルフ、JCBクラシック仙台とマンダムルシードよみうりオープン、そしてこの〜全英への道〜ミズノオープンまでの対象6試合の獲得賞金を合計した、いわゆる日本予選ランキングで資格を手に入れたのは韓国のS・K・ホと藤田寛之の2人だ。
同ランク1位で、3年連続3度目の出場権を手に入れたS・Kは、初出場の2003年に、初日2位につける大活躍をしたが結局、28位タイ。
「今年は、あれ以上の成績を残したい」と、意気込む。
同2位の藤田は、これがメジャー初参戦。「いまから、やる気満々です。みなさんをテレビに釘付けにして、寝不足にさせるくらいの活躍がしたい」と、燃えている。
最終戦のミズノオープン上位4人の資格で全英切符を勝ち取ったのは、同大会優勝者のクリス・キャンベルと、プレーオフの末に2位に入ったデービッド・スメイルと高山忠洋と、4位タイのサマヌーン・スリロットだ。
スメイルは、2001年、2003年に続く1年ぶり3度目の出場。「今日勝てなかったのはとても残念だけど、セントアンドリュースで戦えることは、とても光栄なこと。前回以上の成績を出したい」と、抱負を語る。
スリロットの場合、4位タイにはほかに星野英正がいたが規定により、最終日のスコアが良いものが、その出場権を手に入れることができる。この日66でまわって、初のメジャー切符を手に入れて、「今日は風も強くて苦しんだけど、フロント9でスコアを伸ばせたのが良かった。そんなに、ゴルフの出来が良かったわけじゃないのですが、思いがけず権利が得られてとてもハッピーです」と、喜んだ。
惜しくもスリロットに権利を譲った星野は、最終18番で第3打をバンカーヘリにつけパーに終わったことが致命的となったが、「自分にやれることは精一杯やったし、それで行けないんだから仕方ない。行けない分、国内で優勝します」と、悔いはない。
なお、片山晋呉とY・E・ヤンが昨年のジャパンゴルフツアー賞金ランキング上位2人の資格で、また谷口徹が昨年の日本オープンの優勝者枠ですでに全英オープンの出場が決まっており、今年は合計9人のジャパンゴルフツアープレーヤーが、“ゴルフの聖地”に挑みます。