記事

ダンロップフェニックス 2000

「胸を張って足を上げてワン・ツー、ワン・ツー」

片山晋呉が、分野別コーチから学んだそれぞれのこと

 テクニカルとフィジカル。
 片山晋呉は各分野別のコーチから、さまざまなことを学んでいる。

 テクニカルコーチは、ツアーメンバーとしても活躍している江連忠(えづれただし)。
 「江連さんは僕を、世界に通用する選手に育てる、と言ってくれている。
 そのためにも、今週は、その通過点だと思って戦えとアドバイスされたんです。江連さんには、スイング面だけでなく精神面のサポートも大きい」

 フィジカルコーチは、かつてプロ野球のトレーナーとして10年間活躍した猪俣龍巳さん(=写真右端、水曜日のプロアマ戦にて)だ。

 普段は、「スイング中の体の使い方やプレー中の歩き方」(片山)、体調に応じたスケジュールの組み方などを指導している猪俣さんだが、やはり、江連同様、片山にとってメンタル面の支えも大きいようだ。
 今週はずっと片山に付き添って、連戦の疲れをマッサージやフィットネスで癒しながら、「胸を張って足を上げてワン・ツー、ワン・ツーと、言い続けてくれた」(片山)。
 猪俣さんのアドバイスを忠実に守って片山は、最後まで堂々と、フェアウェーを闊歩した。

関連記事