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アジアンツアーのモトローラ・インターナショナルは、ジェイソン・ナットゾンが優勝
今大会には、ジャパンゴルフツアーからも多くの選手が参戦し、8人の日本勢が決勝ラウンドに進出していた。
その中で最上位につけたのは、昨年のUBSゴルフツアー選手権 宍戸ヒルズのチャンピオンの髙橋竜彦だった。
決勝ラウンド2日間は「本当に暑くてガソリン切れ」と、苦笑しながらも髙橋はこの4日間、一度もオーバーパーを打つことなく、通算6アンダーの17位タイで競技を終えた。
そのほか、立山光広が通算4アンダーの17位タイ。
世界のゴルフコース100選にも選ばれた海沿いの美しい最終18番パー3(=写真下)で、ピン左1メートルにつけるスーパーショット。
バーディで締めくくり「来週も試合があったら優勝できそうな勢い」と、自信のほどをうかがわせた。
富田雅哉は一時、通算7アンダーで首位と3打差まで迫る勢い。
しかし、3ホールで立て続けにチャンスを外したあとの7番で、10メートルのバーディパットを5メートルもショートさせた。
これを外して3パットのボギーに、「一気に集中力を欠いて・・・。とにかく最終日に伸ばしたい、上に行きたい、と言う気持ちが強すぎたかも」と、結局、通算4アンダーフィニッシュに悔しがった。
田島創志と、アジアンツアー枠で出場していた清田太一郎はともに通算3アンダー34位タイ。
清田は決勝2日間、先週優勝のタイのチャプチャイ・ニラットとのラウンドで大いに刺激を受けたようだ。
「めちゃくちゃ良く飛ばすし、とにかくタフなプレーヤー。僕も負けられない!」。
今季は日本ツアーの出場権がなく、アジア一本での勝負となるだけに、ぜひその逞しさを見習って来年こそ“凱旋復帰”といきたいところだ。
今週の現地キャディのアグスさんにキャップのプレゼントで4日間の労をねぎらった塚田好宣は、通算1アンダー44位タイ。
日本の出場権がない時代にアジアンツアーを転戦し、もはや常連的存在だが、今年は日本ツアーに照準を置いて初優勝を狙う。
「そろそろ結果を出したい」と、開幕を目前に気合を入れた。
川原希は、通算1オーバー47位タイ。
谷口拓也は通算11オーバーの“ブービー”に終わったが「アジアは良い! また来たいッスね」と、どこまでも明るかった。
このまま、ほとんどの選手たちがシンガポールに渡り、セントーサ島で27日から2日間の日程で行われる全英オープンのアジア予選に挑戦する。