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ゴルフ日本シリーズJTカップ 2000

「どさくさにまぎれて、行ってしまおうかな」

日々、ジワジワと浮上する水巻善典

 18番パー3。224ヤードの難関ホールで、水巻はピン右5メートルにつけた。
 「でも、あんなの入るようなラインじゃないよ。カップ手前で止めようという感覚で打ったパットだもん」
 これがカップど真ん中から決まって、バーディ。
 17番から2連続で奪って通算3アンダー、前日の6位から4位タイ。日々、確実にジワジワと浮上して、
 「みんなの目が向いていないうちにね、そっといいスコア出して行こうかなって感じ。ドサクサに、まぎれて、ネ(笑)」。

 今週は、「どこか変なところに散らないで打てている」という好調のアイアンショットに比べて、「パットの調子が良くない」と話す。
 「思っているラインとスピードが打てていないから、不安なんです。この腕、取り替えちゃいたいくらい(笑)。だから、明日以降は、パット次第といったところですかね」

 6月のよみうりオープンで復活V。シード権と同時に、改めて自信も取り戻した今年1 年を、自身の“最終戦”で、華々しく締めくくってほしいものだ。

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