今週は、開催週の月曜日に行われたアマチュア選考会を突破しての挑戦。みごと出場権を手に入れて、いざ大会が始まる前は「距離が長いから、僕にはちょっと難しいかもしれない」と話していたが、同じ組で回った福永和宏も太鼓判を押したように、昨年から飛距離は20ヤードはアップしている。

生い茂る深いラフ、上空を吹き抜ける風もものともせずに、通算1アンダー29位タイで、並み居るプロを押しのけて堂々の決勝ラウンド進出。

「アプローチ、パットが良かった」と伊藤くん。
「ドライバーはけっこう曲げてしまったけど、寄せが良かった」。
北海道特有の粘りつく洋芝も、「アメリカで、やっていたから」。海外合宿や、全米アマチュア選手権の出場経験を積んでいる伊藤くんに、戸惑いは微塵も見られなかった。

今大会の開幕直前には右わき腹を痛めるアクシデントも内藤雄士コーチからアドバイスされた「ラウンド中の逆素振り」で徐々に解消し、29位に終わった先週に引き続き、みごと2週連続の予選通過を果たした。

決勝ラウンドでの目標は、「3日目に盛り返して、最終日はアウトコースから回って、30位内に入ること。･･･様子を見てトップ10入りに変えるかもしれないけれど」。

15歳の快進撃が続く。