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モトローラ・インターナショナル・ビンタンは22日に開幕
本戦に先駆けてこの日21日(水)、プロアマトーナメントが行われたのだが、泡を食ったのは日本から参戦している髙橋竜彦と川原希と谷口拓也だ。
日本ツアーでは通常、プロアマ戦出場への要請は、エントリーを済ませた時点で大会から事前に知らせがくる。
しかし、今回3人が連絡を受けたのはなんと前日火曜日の夕方だった。
川原に至っては、すでにホテルに帰ったあと、髙橋に伝え聞いて知った。
「今日は昼から練習するつもりだったから、竜彦さんに会ってなかったらスタートに間に合わなかったとこでしたよ」と、苦笑する。
しかも、この日は早朝にスコール。スタートが1時間も遅れた上に、完璧に整備されたグリーンは、プロでも手こずるほどの素晴らしい仕上がりだ。
アマチュアには手に負えず、回りきるのに約6時間。
どうにかホールアウトしても、スコアカードを提出する段になって変則的な競技方法に3人は戸惑うばかり・・・。
ようやく激動の1日を終えたものの、髙橋にはまだ大切な仕事が残っていた。
昨年のUBS日本ゴルフツアー選手権 宍戸ヒルズのチャンピオン。
UBSが、アジアンツアーの賞金ランキングスポンサーでもあるだけに、注目選手として、同ツアーからオフィシャルコメントを求められたのだ。
帯同キャディのゲーリーさんに通訳を頼み、その意気込みを語った髙橋。
初日は7時35分にティオフ。
組み合わせは、日本での優勝経験もあるベテランのピーター・シニア(豪州)と、先週優勝のチャプチャイ・ニラット(タイ)だ。
「良い組に入れてもらったことですし、とにかくベストを尽くして良い結果を残すって答えておきました。ここで優勝できれば、またキャリアも広がるから、とね」。
髙橋にとっては、これが今季の“開幕戦”。
今年は、活躍の場を世界に広げていくという目標があるだけに、初戦からエンジン全開だ。