ただひとつ、心残りがあるとすれば10月。埼玉県の霞ヶ関カンツリー倶楽部で行われた日本オープン。
「連覇は僕の使命」とまで思いつめ、早くから照準を合わせ、２日目には首位に立ちながら、破れた。

「さすがにアップアップしてしまって･･･。あれは反省でしたけど、でもそういうアップアップしてしまった自分さえ好きなんですよ」と、苦笑いで明かした。

毎週、優勝争いの渦中にいながら、それでも高い集中力を発揮し続けるのは並大抵のことではないが、片山はこともなげに言う。

「勝った翌週に平凡な結果に終わるなんて、そんなの自分が許せないから」。
勝ち負けはコントロールできないが「自分自身のことはコントロールできる」が口癖。
その強い精神力が３年連続の賞金王に押し上げたのは言うまでもない。

賞金ランキング賞を獲得した片山には日本ゴルフツアー機構より記念のトロフィと、東建コーポレーション株式会社の専務取締役・田内守和さま（＝写真上）より賞金100万円と、副賞として銀座審美堂の代表取締役社長の山岡伸一郎さま（＝同下）より、『銀座審美堂プラチナダイヤモンドピンブローチ』が贈られました。

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• 片山 晋呉