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タマノイ酢よみうりオープン 2001
「このままじゃあ、諦めきれません」
64歳を迎えた杉原輝雄は、「誕生日や言うても、『来年、再来年までは生きたいなあ』と思うくらいで、別に特別なことはなにもありませんよ」と、おどけてみせた。
地元での今大会、この日初日には10人以上もの同級生が応援に駆けつけ、「言いたいことを言い合った」と、旧友たちに囲まれながらのラウンドを楽しんだ様子だった。
ただ、3ボギー75のスコアには不満げで、「最後はチャンスやったのに・・・。最後くらい、バーディで上がりたかったね」と、その勝負欲は、衰えるところを知らない。
「このコースは、届かないホールが1つだけある。でも、今日はかろうじて、そのホールでも乗せることができたけど、僕の飛距離では、レギュラーでやっていくにはまだまだ足りない。
このままでは諦めきれない。
もっともっとトレーニングを増やして、再来年くらいまでにはもう一度、カムバックしたいと思てるんです」
ドンは64歳の今も、執念を燃やしている。