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三井住友VISA太平洋マスターズ 2006

鈴木亨「2年ぶりの優勝、狙ってます」第3ラウンドを終えて6位タイ

日没と霧のためサスペンデッドとなった前日3日目の第3ラウンドで、残したのは18番ホール。たった1ホールをこなすために、この日は4時30分起きだ。

「やっぱり、体が起きてなくて・・・」と苦笑いの鈴木。そのせいか、残り236ヤードの第2打は、わずかにグリーンに届かなかった。
アプローチで1メートルに寄せてどうにかバーディフィニッシュに、安堵の表情。
「さすがに40歳を超えると、早起きは堪えるね・・・」。

それだからこそ、かたわらの「スーパーシニア」には恐れ入る。
いまでも、ときどき飛距離で負けることがあるのだから・・・。

「本当に、すごい人です」と、鈴木が尊敬のまなざしを向けるのは同じ組でまわった中嶋常幸。
「亨はいいなあ、バーディで。俺なんか、4時に起きて結局パーだよ・・・」。チャンスホールでスコアを縮められなかったことを嘆いたが、52歳。早起きなどものともせずに通算6アンダーは、しっかりと10位タイにつけている。

続く第4ラウンドは、ペアリングの組み換えは行わない。
「・・・出来れば変えて欲しかったんだけど」とは鈴木。
師匠、と呼んでも良いくらい、畏怖の念を抱く中嶋とは、同じ組で回るだけでも緊張してしまうからだ。

2年ぶりの優勝を狙っているだけにこれ以上の重圧は避けたい、というのが偽らざる本音。
「・・・でも、仕方ない。第3ラウンドでもちゃんとスコアが伸ばせたし、それを支えに・・・」と気を取り直していよいよ最終ラウンドに臨む。

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