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ANAオープン 2007

松村道央は33位に転落…

前半の2番で、上から2メートルのバーディパットは「外し方が悪かった」。63をマークした前日初日なら、せめてカップをかすめるくらいには打てたはずだが「今日は1カップも外れてた」。

この「ミスパット」が尾を引いた。
次の3番で、同じ距離のパーパットを外した。
4番で、やはり2メートルのチャンスを逃した。

ひとつもバーディが取れないまま、5オーバーで迎えた最終ホール。
第2打でラフに打ち込み寄せきれず、やっぱり2メートルを外してダブルボギーは、通算1アンダー33位タイに転落。

デビュー3戦目にして、この日は単独首位からスタート。
まだ2日目とはいえ初めての経験に「今日はプレーが硬かった。かなり、精神的に来ていたと思います」と肩を落としたが、希望はある。

これで出場3試合連続の、決勝ラウンド進出だ。
早々と、リーダーの呪縛も味わって、「良い経験ができました」と松村。
「これを生かして、明日は必ず立て直します!」。

昨年、プロ転向したばかりでまだ契約はなく、ウェアは自前。
この2日間、自ら選んだ有名メーカーのポロシャツの袖に縫い付けられた刺繍は「I LOVE GOLF」。
その気持ちさえあれば、きっと大丈夫。
24歳。本当のプロ人生は、これからだ。

松村道央まつむらみちお
1983年7月22日生まれ。埼玉県出身。父親の影響で10歳からゴルフを始める。中学、高校と栃木の佐野日大ゴルフ部で活躍。名門・日大に進み、4年時の2005年に日本学生ゴルフ王座決定戦を制した。
2006年にプロ転向。学生時代から2度目のQT挑戦でみごとファイナルに進出し、ランクは55位。その資格で参戦した先の「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップ」でデビュー戦を飾り、初の決勝進出。69位に入り、リランキング順位を49位にあげている。
身長172センチ、体重62キロ。得意クラブはドライバー。趣味は野球とスキー。


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