記事

三井住友VISA太平洋マスターズ 2006

横田真一「死ぬ気でやらないと・・・」

4アンダー5位タイスタートにも油断できない。先週のアサヒ緑健よみうり・麻生飯塚メモリアル。初日3位タイにつけながら予選落ちを喫した。

「明日は慎重にやらないと・・・。緊張して唇が干からびないように。リップクリームを塗りながらやる」。

そんなジョークにも、かえって悲壮感が漂うようだ。

選手会長就任2年目の今年は、現在賞金ランク76位。
95年のデビューから11年間守ってきたシード権の危機。

信望も厚いだけに、会長のピンチには周囲の心配も尋常ではない。
親友で先輩の深堀圭一郎も「今はとにかくそっとしてあげて。変わりに、全部僕がやるから!」と、言って“会長代理”を買って出るほどだ。

シード権争いの選手たちにとって、事実上のトーナメントは今大会を入れて残り3試合。
「このままでは来年は、職を失うかもしれないですからね。とにかく死ぬ気でやらないと・・・」。
1打もムダにできない状況で、横田も真剣に戦っている。

関連記事