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住建産業オープン広島 2000
今大会終了後、出場優先ランクのファイナルQTの順位が、リランキングされる
この人数は、大会の運営方式などによっても変わるが、基本的には日照時間の長さで決められることが多い。春先や晩秋の日が短いシーズンは出場人数が少なく、日の長い夏場のトーナメントは多くの選手が出場できるというわけだ。
しかし、いずれにしても限られた人数しか出場できないため、出場の優先順位が決められている。
最優先で出場できるのはツアーで25勝以上を挙げている終身シード選手で、ジャンボ尾崎、中嶋常幸、青木功、杉原輝雄、倉本昌弘、尾崎直道の6人だが、一般に最もよく知られているのが前年の賞金ランキング60位までに与えられる賞金ランクによるシード資格。
ほかにも前年のチャレンジツアーの上位3名に与えられる優先出場権など様々なシードがあり、賞金ランクのシード権保持者以外に27人の特別シード権を持つ選手がいる。
これらのシード権保有選手で出場総数の人数が満たされない場合、シード権を持たない選手に出番がまわってくる。その優先順位を決めるのが昨年12月に行われたファイナルクォリファイングトーナメント(QT)だったわけだ。
このトーナメントで決まった出場優先順位は、今季ツアーでの獲得賞金額によって1 シーズンに2回、見直しが行われることになっている。これがリランキングと呼ばれるシステム。
今年は、この住建産業オープンス広島で、1回目のリランキングが行われる。
先週のJGTO TPCイーヤマカップ終了後、ファイナルQTの選手の中でもっとも賞金を稼いでいるのが河井博大(942万1800円、ツアー賞金ランクは45位)。
今週が終わって、河井が依然トップに立っていれば、当初4位だったファイナルQTのランクは、1位に繰り上がることになる。リランキング後の順位は7月27日〜30日のNST新潟オープンから適応される。
ちなみに、今季ファイナルQTの資格から出場していた選手の中で、水巻善典(QTランク1位)がタマノイ酢よみうりオープンで、島田正士(同87位)がフィランスロピトーナメントで優勝し、シード入りを果している。