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UBS日本ゴルフツアー選手権 宍戸ヒルズ 2007
髙橋竜彦「タイトルの名に恥じないように」
世界有数の金融機関『UBSグループ』をタイトルスポンサーにお迎えして2年目。
このグローバル企業のバックアップの大きさを、誰よりも身に染みて感じているのが昨年度覇者の髙橋竜彦だ。
それは今年3月。インドネシアのリア・ビンタンゴルフクラブで行われたアジアンツアーのモトローラ・インターナショナルでのことだった。
いざ現地入りして髙橋が驚いたのは、会場の誰もが自分のことを知っていて、向こうから挨拶をしてくれることだった。
みな尊敬のまなざしで、こう言ってくれたのだ。
「アジアンツアーへようこそ。あなたのような素晴らしい選手が来てくださるなんて、ほんとうに光栄です」。
大会のパンフレットをめくれば、自分のショット写真がデカデカと載っていた。
ホームページには、「日本のスーパープレーヤー」と紹介されてあった。
最終日には、中継局からテレビインタビューの要請も受けた。
髙橋は振り返る。
「あんなに丁寧に扱ってもらえるなんて。正直、自分でもびっくりでした。それもこれも、UBSで勝てたからこそなんだ、と。タイトルの重さを痛感しましたね」。
アジアンツアーの賞金ランキングスポンサーでもあるUBSは、そのほか米欧はもちろん、世界各国のトーナメントと提携し、ゴルフ界の隆盛に力を注いでいる。
その大会のひとつで勝った世界への反響は、本人が考えていた以上のものだったのだ。
もちろん、注目されるだけプレッシャーがのしかかったが、「その分、やりがいも大きくなる」と、改めてこのタイトルに誇りを感じると同時に、「これからも恥じないプレーヤーでいたい」との思いを強くしたものだ。
今年は、連覇の期待がかかる。
宍戸の森で、髙橋がもういちど微笑むか。
または、新たなチャンピオンの誕生となるか…。
なお、「UBS日本ゴルフツアー選手権 宍戸ヒルズ」のチャンピオンには、今年も5年間のシード権と、今年8月に米オハイオで行われる世界ゴルフ選手権「ブリヂストンインビテーショナル」の出場権というビッグな特典が与えられます。
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