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つるやオープンゴルフトーナメント 2009

杉原輝雄は通算20オーバーにも…

ホッと胸をなで下ろす。「回れて良かった…」。リンパ節への癌の転移が見つかった杉原は開幕前から、この自身の国内初戦で「18ホール完走できるかどうか」との不安を訴えていた。

腰の痛みを訴えて、歩行にも影響が出ていた。
同組の選手には飛距離で大きく置いていかれ、グリーンに届かせるのも精一杯という状況ながら、36ホールを回りきった。
この日2日目のバック9は39に「最高の30台も出た」。
最下位でのフィニッシュにも、関西の熱狂的なファンの暖かい拍手に包まれて、いつものように律儀に帽子を脱いだ。

「同情もあるのかな」と、いつものジョークを飛ばしつつ、「応援していただけるのは、本当にありがたいことです」。

次は、翌週の中日クラウンズだ。
周囲によると、ドンは今年50周年を迎える同大会に何より賭けているという。
「とにかく、来週は最悪でも初日のティショットは打たないとあかん」と悲壮な覚悟。
無事、初日を迎えれば前人未踏の50回連続出場記録となる。

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