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関西オープンゴルフ選手権競技 2010

藤田寛之が予選落ち

ディフェンディングチャンピオンが、予選落ちをした。致命傷は、折り返しの1番だった。木の根っこについた2打目はひとまず横に出すしかなく、そこからバンカーに入れて、

寄らず入らず。このダブルボギーを契機に5番でも右に曲げ、8番でもボギーを打った。

先週の全米プロからショットの不安を持ち帰り、苦しんでいた。
修正がきかず、前日初日には「回れば回るほどダメになる。しばらくは無理かな、という感じ」と、すでにお手上げ状態だった。

それだけに、カットラインに1打及ばない通算5オーバーには「予想どおりです」と、なかば諦めモード。しかも、復調までには、「まだしばらくかかると思う」と、暗澹(あんたん)と話した。

誰よりも責任感の強い41歳は、7月のメジャー「全英オープン」と、北海道2連戦、先々週の米ツアーと先週の全米プロを含む6試合連続の予選落ちにも自ら言及し、「ここまで悪いのは、デビュー以来じゃないか・・・。賞金ランク1位の立場で、これでは不甲斐ない」と、厳しい表情だった。

練習の虫は、空いた週末も、今までどおり打ち込みに精を出すか。それとも、連戦の疲れを癒すためにも少し、休んでリセットするか。
「悩みどころ」だ。

その中で今、いちばん気がかりなのは、9月の第2週に控える「現代キャピタル招待 韓日プロゴルフ対抗戦」のこと。

日本と韓国代表それぞれ10人で競うチーム戦は、「僕個人のことならどうでもいいんですが、みんなに迷惑かけたくない。かといって、出場も辞退出来ない。悩みどころです」。

どうしても、急ピッチの修正が必要な状況に、現在ランク1位が途方にくれていた。

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