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日本プロゴルフ選手権 日清カップヌードル杯 2010

藤田寛之「まだ日本一のプロではないのかな」

かねてより、公約に掲げてきた国内メジャー初制覇はその第1戦で、早速チャンスが訪れた。最終日は首位と3打差からのスタートに「誰が勝ってもおかしくない展開」。優勝候補の一人として気合い十分で臨んだが、「自分は一歩、遅れていましたね」と、苦笑した。

ジャパンゴルフツアーは第2戦のつるやオープンで、谷口徹と史上希に見るデッドヒートを繰り広げて競り勝った40歳も今回ばかりは脇役にまわるしかなかった。
まんまと谷口のリベンジにやられた。

ショットでフック気味の球が出る傾向にあり、球が散らばった。
得意のアプローチ、パターでカバーするにも限界があり、この難コースで「それでは上に追いつけない」。
同組の谷口と平塚の一騎打ちに、いまひとつ割り込めないまま終わって、「まだ、日本一のプロではないのかな」と、ポツリとつぶやく。
「まだ、メジャーのチャンピオンにはふさわしくないということ。これからは、もっとしっかりと準備をしていきたい」と、思いを新たにしていた。

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