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五浦庭園JGTOチャレンジ II 2010
「この試合に賭けていた」小泉洋人の挑戦
まさにその策略通りに手中にしたチャレンジトーナメント初優勝。「めちゃくちゃ嬉しい。勝つチャンスがあればと思って来たけど、本当に現実になった。」と喜びの表情で語った。
1日競技となった本大会。1番ホールからスタートした小泉は、2番、3番で連続バーディーを取り、「今日は1日思い切っていくしかない。守っている時間はない。」と心に決めた。
それから毎ホールバーディーを狙うゴルフを徹底し、最後まで流れを途絶えさせることはなかった。前半ハーフで5アンダーをマークし一歩抜けだすと、「8アンダーだとプレーオフの可能性もある。9アンダーまでいけば勝てる」と照準を定め、後半に猛追した前粟蔵に2打差で振り切り、念願の初優勝を手に入れた。
プレー終了後、5組目でスタートした小泉は、後続の選手のホールアウトを待つ形となったが、優勝が決まると真っ先に家で待つ家族のもとへ優勝の報告。家では妻の由紀さん、そして小5になる長女の彩佳ちゃんと、小3の長男の将大くんが待っていた。
優勝の旨を伝えると「本当に勝ったの?」と驚きの第一声だったが、待ちに待った初優勝を一緒に喜んでくれたという。「レギュラーツアーだろうと、チャレンジだろうと、どんな試合でも勝つことはすごいこと。自分の名前が残ることが嬉しい。」
本大会の優勝者には、10月に開催されるツアートーナメント『キヤノンオープン』の出場権が与えられる。「レギュラーツアーに出場できるのはこれが最後かもしれないけど、精一杯頑張りたい。」