逆転優勝を狙った小林正則は、この日１イーグル、２バーディ、６ボギー、１ダブルボギーの４オーバー７６と崩れ、通算１アンダー　２０位タイに終わった。

「１番イーグルで出て行ったけど、基本的に調子は悪くて、何とかやりくりをしていた状態だった。初日だけアイアンがよくて、コースに置いていってなんとかスコアを出していた。今日はパッティングも入らなくて、途中で切れてしまった。がんばっていればまだいいけれど、それが悔しい。自分のゴルフをしてだめだったらまだしも、もうちょっとがんばっていれば２アンダーぐらいで回れた」と悔やむ。

実は、小林は大会前のチャレンジ賞金ランキングで３位につけており、優勝すれば１位の可能性もあった。結局順位は変わらず、ランキング３位のままで終わったが、来年前期のツアー出場優先権を確保し、まずは一安心だ。

来年のツアーに向けて「優勝するには強い気持ちを持てるかどうか、優勝だけを狙うという気持ちを作っていかなければならない。本当は優勝したいけれど、予選を通りたい、シードを獲りたいと目標が下がってしまう。強い気持ちを持たないといけない」と気を引き締める。「若い子が出てくるから、気後れしてしまうけれど、いい経験になる。勝てたらきっとうれしいと思う。開幕からロケットかまさないと」と開幕ダッシュを誓った。

• 小林 正則