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日本オープンゴルフ選手権競技 2011

裵相文(ベサンムン)が狙う、今季3勝目の日本タイトル

2011年のゴルファー日本一決定戦に、賞金ランクのトップで乗り込んできたのは、裵相文(ベサンムン)だ。2008年から2年連続で韓国の賞金王は、ラフが生い茂る難コースを制する、大本命のひとりでもある。

先々週は、やはり難攻不落と言われる三好(愛知県)で行われた「コカ・コーラ東海クラシック」で、3日目にとうとう医者に駆け込む体調不良を訴えながらも優勝争いの緊張感もあって、どうにか戦い抜くことが出来た。

いちはやく今季2勝目を挙げて「賞金王を狙う」と宣言。しかし、先週は、母国のナショナルオープンを蹴ってまで、日本に居残った。韓国オープンを欠場して、2週連続Vを狙ったキヤノンオープンは、しかしまさかの予選落ちを喫した。まだ本調子とはいえない健康状態に疲れも加わって、思うようなパフォーマンスが出来なかった。

先週末は不本意な連休も、体調を回復するには十分だった。
留守した決勝ラウンドでも、誰も賞金ランキングで裵(ベ)を抜ける選手はおらず、今週こそ優勝賞金4000万円を手に入れるべく、万全の体勢で乗り込んできた。

勝てば念願のキング獲りにも現実味が帯びてくるのはもちろんだが、今大会は世界ランキングのポイントも高い。年末に50位内に入れば、初のマスターズも見えてくるとあって、この日本タイトルは逃せない。ディフェンディングチャンピオンは、母国のライバル金庚泰(キムキョンテ)の後に続けとばかりに、今週は裵(ベ)が熱い!!

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