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ゴルフ日本シリーズJTカップ 2011

藤田寛之は「また去年のような思いが出来たら最高」

大会フラッグを持って連覇を誓った藤田(武藤俊憲の専属キャディの小田亨氏撮影)
最終日は、1打差の3位タイから出ることになったディフェンディングチャンピオンは、54ホールの競技短縮を歓迎した。

「調子の悪い選手には、短くなるのはマイナスよりプラス」と藤田。
本人にしか分からないレベルではあるが、あいかわらずショットに不安を抱えているだけに、「2回より、1回でやるほうが、可能性がある」と、残り1日で決着がつけられるのは、ありがたい。

「一発勝負ですから。単純明快。最終日に良いプレーをした人が、上位に行ける」と、連覇にむけてもひとつ、お膳立てが整った恰好だ。

今季は、まだ未勝利であることも含めて「不完全燃焼」と自覚しているだけに、なおさら「今年を象徴するゴルフのままでは、終わりたくない」と、気持ちが募るのも、無理はない。

「去年、非常に気持ちのよい形で終われているんで。またああいう思いが出来たら最高だなっていうのが自分の中にはある」と、2年続けて年の最後に笑う気満々。

思いがけず空いた1日はやっぱり練習と、あとは応援に駆けつけた家族と久しぶりに水入らずの時間でリフレッシュして、42歳が気持ち新たに今年最後の舞台に立つ。

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