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ゴルフ日本シリーズJTカップ 2011

松山英樹さんは「あとは飯食って寝るだけ」

史上3人目のアマチュアVに輝いた三井住友VISA太平洋マスターズ。新たな歴史の扉を開いた。
今季のツアー優勝者が集うこの頂上決戦に、アマチュアが出るのは2007年の石川遼以来、2人目の快挙だ。

三井住友VISA太平洋マスターズで史上3人目のアマチュアVを飾った松山さんは、29日火曜日の練習日こそ、あたりがとっぷりと暗くなるまで練習場で打ち込んだというが、前日水曜日のこの日30日は、「パパっと打ったら良いイメージが出たので。万全の準備が出来た」と、昼過ぎには練習を切り上げて、そそくさと帰り支度を始めた。

ツアーは自身初の4連戦目も「疲れはない。あとは飯食って寝るだけです」と、頼もしい。

選ばれし者だけが集うこのツアー最終戦。「もちろん、出られることは嬉しい」とは言いながらも、特別な気負いも感慨もない。
「これでゴルフを辞めるわけでもない。今年最後というだけで、何をしたいというのも特にない」と言い切る肝のすわりよう。

ひとたび、同じ舞台に立てば、プロやアマの区別もない。
初出場を果たしたときこそ、遠慮もあったかもしれないが、ツアー優勝者という肩書きが、松山さんの精神力をいっそう強いものにした。
「僕はまだプロじゃないけれど、同じ場所に立てば同じゴルフをするものと思っている」。
他の27人の精鋭と同様に、今年最後のトーナメントでも、一番てっぺんを狙っていく姿勢に、プロもアマも変わりない。

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