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ダイヤモンドカップゴルフ 2012
宮瀬が、篠崎が、森田が・・・!! ベテランの地元勢が発奮!
この日は14番でイーグルを奪うなど、67で回って単独4位につけた宮瀬博文は、研修生時代をコース近くの鹿野山ゴルフ倶楽部(千葉県君津市)で過ごした。
今の自宅もコースまで車で20分の立地は地元ファンの声援を受けて、「今季一番のゴルフが出来た」と、満足そうに振り返る。
ツアー通算7勝の実力者も昨年は賞金シード落ちに、気合いが入る。
今年41歳は、首位を走る藤田や、谷口徹ら同世代の活躍にも「自分も頑張らないとという気になる」と、目をぎらつかせる。
そのほか、同級生の篠崎紀夫と森田徹が、通算6アンダーで、揃って8位タイで大会を折り返した。
今年43歳になる2人も千葉県出身。
今季はファイナルQTランク9位の資格で戦う篠崎も、昨年のチャレンジトーナメントのランク6位で参戦の森田も目下、気になるのは、約1ヶ月後に行われる“リランキング”のこと。
ファイナルQTと、チャレンジランクで構成されるツアーの出場優先順位は年間で2度の組み替えが行われる。その第1回目が、7月の第1週(※)に控えている。
ボギーなしの67で回ってきた森田は、スタートの1番から連続バーディで、勢いに乗った。
「最近は、予選落ちを意識しながらのラウンドが続いていたけれど、今日は気にしないでプレーが出来た」と、出だしの貯金を駆使してボギーなしの5アンダーで順位を上げて、「地元開催だしリランキングも近いので、上位で終われるようにしたい」。
リランキングの順位は現在14位につけている篠崎は、深刻な背中痛の影響で、2009年に失って以来のシード復活をにらむ。
先週のとおとうみ浜松オープンは、3日目を終えて5位タイにつけながら、最終日に崩れて30位タイに終わった。
「でも、原因はパターだけだったから」と前向きに、今週もしぶとく上位に上がってきた。
千葉県の練習場の「北谷津ゴルフガーデン」で、小学生時代の池田を教えた“篠プロ”は、「今週は勇太が千葉、千葉、言ってるし僕も地元勢として頑張ります」。教え子には負けられない。
※第1回リランキングは開幕戦の東建ホームメイトカップから、長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメントまでの獲得賞金を元に行われます。