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日本ゴルフツアー選手権 Citibank Cup Shishido Hills 2012

最終日もルーキー対決! 藤本佳則が首位浮上

3日目の第3ラウンドは、最終組の一つ前で、2人のルーキーが好戦を繰り広げた。22歳の藤本佳則と、18歳の川村昌弘の直接対決は、先輩が貫禄のゴルフで一歩、抜きんでた。

「ほんまにね、この難しいコースで3日目を終えて首位にいるってことは、ショットも含めて全部が調子良いという証拠やな、と思います」。
奈良県出身の関西弁も、歯切れ良い。

この日は足並み揃えてスコアを伸ばした川村に、「高校を卒業してすぐの選手にしては、良い技術を持っている」とひそかに舌を巻き、もうひとり34歳の上平栄道には「ティショットが安定してパットが入ればビッグスコアも出る選手」と、その様子を横目で伺いつつ終始、好ゲームを引っ張った。

相変わらず、かたわらの専属キャディの前村直昭さんの「ほんまにどうでもええ話」に、笑い声を宍戸の森に響かせながら、ゴルフ通の地元・茨城県のファンもうならせた。

「今週もまた、こういうところでプレー出来るのが幸せ」。
2週前のとおとうみ浜松オープンに続く最終日最終組だ。
2打差に迫る池田勇太とは組が離れたことは残念だが、東北福祉大の4つ先輩には「学生時代から面倒みてもらっている。勇太さんとこのメジャー大会で、優勝争い出来るところにいるのが幸せ」と、改めて噛みしめる。

「その中で、明日も良いゴルフをして優勝出来たら幸せですね」。
勝てば、初VがツアープレーヤーNO.1のビッグタイトル。最終日こそ、このままどっぷりと浸かりきりたい。




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