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VanaH杯KBCオーガスタゴルフトーナメント 2013

藤本佳則は「今年で一番良いゴルフ」

藤本は土砂降りの雨の中で、流れを引き寄せることが出来なかった。5番で深いラフからのアプローチはボールの下をクラブがくぐる、いわゆるチャックリをして、グリーンにも届かなかった。

7番では2打目で右足を滑らせたようなショット。9番でも「ダフった」といい、「ぬかるんでいて、難しかった」と、なんといってもバーディ合戦が名物の今大会も、チャンスどころでスコアが伸ばせず、一進一退のまま突入したバックナインでもついに、まったくスコアを動かせないまま終わった。

2打差で迎えた18番のパー5はなんとしても、バーディ以上のスコアが必要な場面。濡れそぼつラフから果敢にグリーンを狙ったが、わずかに届かなかった。手前のバンカーから寄せきれず、結局パーに終わって、「もっとバーディを獲っていく展開にしないとね」と反省しきり。

ツアー2勝目のチャンスのこそ逃したが、「今年は今週が一番良いゴルフ。来週に向けて弾みがつく」とビリケンさんにはせめて、その点では収穫のあった1週間でもあった。

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