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ANAオープンゴルフトーナメント 2013
丸山茂樹が今季2戦目
患部の状態は「相変わらず」。また、長く実戦を離れていたばかりか、戦線離脱の間も当然、十分な調整はままならず、得意の小技もまさか、天性のカンがさびついたりはしないが、それでも「コースに出て、たとえばアプローチなんかでとっさの状況判断がきっちりと出来るかどうか」。
それと「それを克服出来る集中力。そのあたりの不安はある」と、本調子ではない中で今週、出場に踏み切ったのは、来月に控える大舞台のことも頭にあった。
98年と2000年には自身も代表入りを果たして、98年にはMVPも受賞した。米国と国際連合(欧州をのぞく)の対抗戦「プレジデンツ杯」で、副将をつとめる。
前日の17日火曜日に、一緒に練習ラウンドを回った松山英樹は今年、代表入りを果たしており、アプローチの技を伝授するなど、“メンバー”の戦力強化に力を注いだ。
「ドライバーはほぼ完璧。アプローチのバリエーションも増えているし、英樹は良い結果を残せると思う」と、若き代表に太鼓判。
「プレジデンツ杯は、彼のゴルフ人生に役立つ一歩になると思う。チームで戦うと、世界のトップ選手との絆も出来るから」と、丸山。自身も松山のさらなる成長のために、ひと肌脱ぐつもりだ。
“副将”にとっても、今週は渡米前の大事な一戦。重責を目前に、今週も「4日間やりたい」。
7月のセガサミーカップに続く決勝進出で、来月には気持ちよく任務につきたい。