日本オープンゴルフ選手権競技 2013

藤本佳則は、2週連続優勝がかかる

コーチと開幕直前のスイングチェック
先週は、通算24アンダーでツアー2勝目を飾り、今週は始まる前から、そのギャップを覚悟している。「今週は、いかにパーを獲るかという大会だから」。このゴルファー日本一決定戦は毎年、我慢比べといってもいい難セッティングが話題だが、今年も例外なく「ラフは長いし、グリーンは小さいし・・・。まさに日本オープンらしいセッティング」。

もっとも藤本は、そういうコースが嫌いではない。むしろ「そういうコースのほうが、得意」と自負しているが、何せ先週は4日間のバーディ合戦が、身に染みついており、「ラフに入れたら3オン1パットでいいと、頭を切り換えていかなくてはいけない」と、そこをひとつ大きなポイントに挙げた。

1年半ぶりの優勝で、新境地を開いた。「あまり1打1打に入れ込まずに、自然体でプレーする」。欲も出さずに淡々としたプレーを最後まで貫けたことは、より感情の起伏が仇となる、シビアな今週のゲーム展開にこそ、生きてくるはずだ。

「いちいちクヨクヨせず、かといってヘラヘラもせず、今週も入れ込みすぎずにやっていきたい」。気がついたら2週連続V。それが今週の藤本の狙いだ。

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