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マイナビABCチャンピオンシップゴルフトーナメント 2013

藤本佳則は先輩の期待に応えるV争い

ホールアウト後のインタビューも、矢野さんと和気藹々とした掛け合いを
偉大な先輩のエールを背に受けて、ビリケンさんが2位タイ浮上だ。予選ラウンドは、同級生対決。薗田峻輔と小平智は同じ1989年生まれの24歳が、明暗を分けた。小平は、最後のバーディで、辛くも予選通過をした。
薗田は、やはり最終ホールで果敢に挑んだウォーターショットも、4回かかったばかりか、ペナルティの2つ食らって、ダブルパーの「10」を打った。無残な予選落ちを喫したかたわらで、藤本はピン筋の2オン。6番アイアンの193ヤードは今年、完璧にモノにしたばかりの高いドローボールで奥から4㍍のイーグルチャンスにつけた。

惜しくも逃したが、他の2人を引きはがすバーディフィニッシュ。この日はショットが冴えまくった。
15番のパー5でも、アゲンストの風の中で、約250ヤードの2打目を、3番ウッドで2㍍につけた。
このイーグルパットを同じ分だけオーバーさせたのは、ご愛敬だが返しの2㍍のバーディパットはしっかりとねじ込んだ。

「藤本くんは、静かながら攻めていた」とは、大学の先輩。
元阪神タイガースの矢野燿大(やのあきひろ)さんはこの日、ラウンドリポーターとして藤本の組についていた。開催前のメディアデーでも一緒にこのコースを回って親交を深めていた2人。
「個人的には藤本くんが、頑張ってくれたらいいなと思っていた」と、矢野さんの期待に応える2位タイ浮上だ。

奈良県出身。地元関西の大会はなおさら、「頑張らないといけません」。今年10月に続くツアー通算3勝目にむけて、気合いを入れた。

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