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関西オープンゴルフ選手権競技 2013

川村昌弘が「後半戦は、思い切っていく」

川村とは1打リードの首位タイにつけたベテランの横尾が「でも若い子には負けるよ」とこぼしたが、それも確かに。酷暑のラウンドも、やけに爽やかな顔で上がってきたのが、川村だ。
シード元年の20歳。
約ひと月半のオフを経て、再び幕開けしたジャパンゴルフツアーは「これから後半戦。思い切ってやれます」と、晴れやかな表情は、今年5月に発症した左親指付け根痛が、完全回復に向かっているから。

痛みのせいで、前半戦は予選落ちを繰り返していた。ホールアウト後に自分でアイシングをしてみたり、懸命の治療で幾分、痛みが和らいできた先月も、再発を恐れてこわごわと振っていたのも今はすっかりなくなって、「思い切りゴルフができることが、いま一番の幸せ」と、噛みしめながらのラウンドを、そのままスコアに結びつけたこの日初日の69だった。

3アンダーは5位タイからの「無難なスタート」。
本人は元気いっぱいも、後半は2番でキャディさんが体調不良を訴え、3番ホールは大会主催の関西ゴルフ連盟の競技委員さんに1ホールだけ、ピンチヒッターで担いでもらい、4番からはハウスキャディさんに変わってもらうというハプニングもありながら、冷静にスコアをまとめてきた。

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