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Thailand Open 2013
丸山大輔は「食わず嫌いの選手も多い」
毎年、平塚哲二や久保谷健一らとオフはアジアを渡り歩くが、「普段とは、また違う雰囲気で不思議な感覚」。
その中で、優勝争いには届かなかったのは「残念」だが、「まあまあのゴルフが出来て、いいスタートが切れたかな」。
それにしても、普段ジャパンゴルフツアーでともに戦う仲間の活躍は、凄かった。
開催地の地元タイで、凱旋勝利を飾ったプラヤド・マークセンは通算24アンダー。
48歳のがんばりには負けられない、という気がする。
それに引きかえ日本勢が、いまひとつに終わった一番の要因は、「精神力かな?」と笑いつつ、それとあともうひとつはやっぱり「芝質の違いかな」と分析する。
かつては米ツアーにも参戦した経験のある丸山は考える。
「日本ツアーの芝は、数あるツアーの中でももっともクセがないと思います。だけどここの芝は、アメリカにもあるし、ヨーロッパにもある。日本にはない芝質で、やっぱりマークセンは慣れている」。
では、単にタイに来てコースを回ればいいのかというと、そうではなくて「やっぱり、試合と練習では違うから」。
実践を重ねて少しずつアレルギーを減らしていくしかないと、丸山は言う。
そうはいっても、わざわざアジアンツアーやワンアジアに来て転戦するのには、相当に軽いフットワークが必要で、「日本ツアーには、出不精が多いから」と笑う。
「食わず嫌いの選手もけっこう多くて。でもいざ来てみたら、けっこうやれたとか、楽しかったとか。俺も昔はそうだったから」と2000年に、初めてアジアンツアーに挑戦したころの自分をなつかしそうに振り返った。
たくましさやしぶとさ、またどこでもやっていけるという自信をつけるのはやはり、そうやって世界に飛び出す勇気と経験を増やしていくしかない。
そういった点でも今年は2週後のインドネシアPGA選手権と合わせてワンアジアツアーの2戦が敵地での開催となったことは、丸山にとっても願ってもないことだった。