Tournament article

アジアパシフィックオープン ダイヤモンドカップゴルフ 2014

昨年覇者でホストプロ! 川村昌弘は「本当にスミマセン!」

最後の18番はグリーン奥の大きなVIPテントを見上げて若きホストプロは恐縮しきりだ。今週は火曜日のプロアマ戦で、一緒に回ったスポンサーの方々にもたいへん心配をおかけした。「川村くん、本当に大丈夫なの?!」なんてアマチュアの方に言われれたら、プロもかたなし!?

「いや、言われても無理ないです。いまは本当にもう、ゴルフがひどいので・・・」。

昨年の今大会で、ツアー初Vの折に資格を得たアジアンツアーは今年、ヨーロッパにも足を伸ばして行ったり来たりのスケジュールは21歳にもさすがに堪えて、その影響でゴルフもすっかり壊してしまった。

今年、今大会主催の三菱商事とスポンサー契約を結んだばかりのホストプロは、大事なこの大会も不安で一杯。
「予選通過も出来るかどうか」という状態で、「意地でも通ってやる」と執念の決勝ラウンド進出も、「さらにその上を、と思ったときに、昨日今日は体に気持ちがついてこなかった」と反省しきりだ。

「いまは調子が悪すぎて、最後もあんな・・・本当にスミマセン!」。
18番も、スポンサーのみなさんが見守る中で、グリーン手前からのアプローチを、奥に打ち込む“ホームラン”。最後の最後まで、四苦八苦のゴルフを見せてしまって平謝り。今年は特に、世界各国を巡る旅の先々で各支社の方々にもお世話になった。恩返しを思えばこそ、「次は必ず・・・!」と、テントに向かって約束した。

関連記事