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マイナビABCチャンピオンシップ 2014

最終日を前についに認めた。S・K・ホはABCと相性抜群

前日2日目に、ちょっぴり憤慨していた。ここABCゴルフ俱楽部との相性の良さを聞かれた時だ。「相性が良いって? 誰が決めたの!? 勝手に決めちゃイヤですよ!」と、なぜか頑固にブンブンと、首を振っていたものだが、今年も初日から、これだけ好位置をキープすれば、いよいよ本人も認めないではいられない。

この日3日目は大雨のために、約40分ほど遅れたティオフでも、スタートのアナウンサーにこんな紹介を受けた。
「ここABCとの相性は抜群です!」。
これには、さすがに苦笑いで「いいですよ、もう相性が良いってことで」と無駄な抵抗はもうやめた。

昨年は2位も、池田とプレーオフに敗れたことはやっぱり悔しかったが「負けたですけど、去年は2番目に上手かった、ということですしね」と、とうとう観念して、最終日こそ昨年の雪辱を狙う。

この日は雨の影響で、高速グリーンのスピードは和らいだが、かといって易しくなるという単純なものではなく、「今日は3日間で一番、重かったですけどそれはそれで、上手く合わせていけない部分もあります」と、思ったよりショートしたり、場所によっては前日までと、まったく速さが変わっていなかったりと、その辺りの微調整に苦しむ選手も多くいた中で、「僕にはこれまでの経験がありますし、コースは誰よりも自分がよく知っていますので」とは、41歳のひそかな自負。

最終日は、この日3日目にやはり同組で回った小田龍一との最終組に「龍さんは、僕より2、30ヤードは飛ぶし、今年からパー4になった6番なんかでも、バーディのチャンスがあるし、僕よりも有利です」と、そのパワーに敬意を表しながらもこの日は、距離の長い2つのパー3で、バーディにはひそかに胸を張る。

215ヤードの3番は21度のユーティリティで1メートルにつけた。12番(193ヤード)は、4番アイアンで6メートルにつけて、このチャンスを逃さなかった。「風向きも、他の人よりは分かっていますので」。
最終日は正確なショットを武器に、ベテランの技と経験を駆使して、今年こそ頂点だ!

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