大会主催のセガサミーグループ所属の丸山が、大事なホスト試合で今季国内初戦を迎える。左手の故障などで戦線離脱をしたまま、いまだ先行きが見えない状況の中では、なおさら火曜日の松山英樹との練習ラウンドは少々酷だった。

「ティショットで俺と100ヤードは違う！」と若い力に圧倒されつつ、日頃からその実力と才能を高くかってきた可愛い後輩の指導には、力が入った。

久しぶりの実戦は一抹の「不安」とともに、心地よい疲れに包まれている。先週は「２泊４日の弾丸ツアー」。24日火曜日に米ワシントンD.C.のホワイトハウスを訪問。オバマ大統領が主催したのは、昨秋の「プレジデンツカップ」のメンバーを集めたパーティ。

昨年、世界選抜チームの副キャプテンをつとめた丸山も招待を受けて、「「感動しました。アメリカ選手が全員参加する気持ちが分かった。ここに入ることが重要なんだ、と感じさせられた」と、この上ない栄誉には夢見心地で強行軍から舞い戻るなり、ちょっぴり厳しい現実も･･･。

今週、会場入りするなり里見治・代表取締役社長にお願いされたのは、週末の青木功のサポート。週末のテレビ中継で解説をつとめる青木の補佐をするために、「週末も帰っちゃダメと言われて･･･。金曜日で帰ると思われているんだなあ」と、予選落ちと決めてかかった出演依頼も発奮材料に替えて、マルちゃんは頑張る。
「なんとか予選は通りたい」と、米ツアーは３勝の意地を見せる。

• 松山 英樹
• 青木 功