Tournament article
HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP in 霞ヶ浦 2014
藤本佳則が狙う、出産後の初V
「13番は、めっちゃ長いのが入ったよ」と、複雑な傾斜も読み切り、10メートルをねじ込んで「いくらいいショットをしても、パットが入らなければこのスコアはないからね。やっぱりゴルフはパット次第」。反面、「理想のショットは打てていない。思っているのと、イメージがちょっと違う」と言いながらも、これだけピンにピタピタとくっつければ、何を贅沢言うことがあるものか。
前日2日目のポカポカ陽気も一転、急な冷え込みにも、軽量のダウンジャケットを引っかけて、寒さ対策も万全に、V争いに加わった。
デビューからコンビを組む前村直昭さん。2人で和気藹々とラウンドする姿はもはや、お馴染みの光景だったがこの秋から“独り立ち”した。
「ずっと、直さんしか知らなかったから。いろんな人ともやってみたい」と、今週は東北福祉大の後輩を引き連れて、新コンビで狙うツアー通算3勝目だ。
先月10月に、生まれたばかりの第一子がいま一番の生き甲斐だそうで、「日、月曜日に家に帰るのが楽しみ。オムツも替えるよ」と、イクメンぶりもだんだん板について、出産後初Vにも備える。