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アジアパシフィック ダイヤモンドカップゴルフ 2015
ベストスコアタイの66は谷口の根性に触発された?! 高山忠洋が12位タイ浮上
「スタート前は、“俺このコースあかんねん”と言っていたのに、コースに出たら、ゴルフは飛距離だとか言い出して・・・。この人強気か弱きかどっちなの?って」。笑いながらも、ベテランのそんな様子から、「やっぱりこのコースはそれほどに、難しいんだ」と、理解した。
「谷口さんほどの選手でも、揺さぶられてるんだ、と」。それだからこそ、高山や、もう一人同組の竹谷。「僕らにも、負けまいと勝負をかけてくるんだ、と。そうやって谷口さんも、難しいコースで一生懸命に自分を震い立たせているんだ、と」。分かったら、自分も燃えないわけにはいかない。
「イケイケどんどん!」。徹底して攻める気持ちと裏腹に、前日の雨で柔らかくなったグリーンは、「ミドルアイアンでも、ことごとこくバックスピンで戻ってしまって」。しかも、この日は奥のピン位置が多くて、「凄く難しく感じた」。
その中でも、前半はさい先良く1番から、4つのバーディで応戦。
インコースに入って、13番でピンの真横をとらえたティショット。1.5メートルの絶好のチャンス。「これを外してしまって流れを止めてしまった」と悔やんだが、最後の18番はしっかりと、OKのバーディ締めだ。
「今日は、1日かなり集中してやったので、力尽きた感じ」と、燃え尽きるのはまだ早い。
首位とは少し差がついてしまったが、通算1アンダーは「明日は、楽しみな位置で回れる」と、胸躍る最終日。「弱気な気持ちが少しでも出るとコースに負ける。明日も1日、攻め続けたい」ともうあと1日、気力を振り絞る。