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ブリヂストンオープン 2015

稲森佑貴の目標は単独2位?!

バチバチ火花を散らす片山と、堀川に挟まれても物怖じせず、V争い
最終組でバチバチと火花を散らす、片山と堀川の師弟対決に挟まれて、淡々と優勝争いを繰り広げていた21歳も、最後は2つ前の松村道央に、初優勝を阻止された。

スタートの1番で、ダブルボギーを打った片山とボギーの堀川を横目に、さっそく首位タイに並ぶと、2番のパー5ではバンカーからチップインバーディを奪って、早々に単独首位に立った。この日の袖ケ浦はいつもの北風が吹き荒れて、大混戦の展開に稲森もじっと堪え忍ぶ中でついに、松村の逆転を許したのは、土壇場の17番パー3だった。

「クラブ選択ミスだった」。一度は5番ウッドを握ったティショット。アゲンストの風を警戒して、スプーンに持ち替えた。「短く持って、抑えて打ったつもりが、思ったよりも低く出てしまって」。奥のバンカーに打ち込んだ。そこからピンをオーバーさせて、グリーンのエッジとカラーの間のきわどいライから6メートルの“パーパット”も決めそこねてボギー。
「やり直せるなら、ティショットからやり直したい」と、最終ホールを前に、みすみす相手に2打差を許して、初優勝を逃したことと同時に、「ジンクスを破りたかった」。

2012年のデビューから、2位は2度あるが、いずれもタイスコアは「僕の場合は並ぶ人数が毎回とても多いので。今日はせめて単独2位で上がりたかった」。今回は4人と2位賞金を分け合って、賞金ランク24位は目標のシーズン最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」には、もうひとがんばり必要か。
最終日最終組にも「意識することなく回れた」と優勝争いにも慣れてきて、それよりいっそ今年度の勝者として、年の最後の頂上決戦に立つのも夢ではないのだが。

  • 次こそは・・・!!

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