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マイナビABCチャンピオンシップ 2015

先週、大活躍の22歳。堀川未来夢が目指せ、初V

JGTO主管のトーナメントには前週の大会の10位タイまでの選手に、翌週の出場権が与えられ、今週その恩恵を受けたのが、堀川である。先週のブリヂストンオープンでは、師匠と慕う片山晋呉との優勝争いの末に、自己最高の2位タイにつけた。

ルーキーイヤーにして、初優勝のチャンスもなくはなかった。それでも袖ケ浦の最終パー5で堀川は、狙えば池越えとなる2打目を迷わず刻んだ。

2オンしてイーグルならば、松村に並ぶチャンスもあったが「今でも後悔はしていない」と、堀川は言う。筋肉ムキムキでも、飛ばないと評判(?!)の選手は、「リスクが高すぎる」と、安全策を選んだ。
片山にも「まずはシード選手になることが大事」と、アドバイスを受けていたこともあり、「それを貫き通したからこそ、2位タイで終われたと思うので。後悔はしていません」。

まして、賞金ランクは42位に浮上して、デビュー元年にして初シードにも当確ランプを灯せば、あの選択は間違っていなかったと断言出来る。
ただし、2週連続で出番を得た今週はまた別だ。
やはり今週のABCゴルフ倶楽部の最終ホールは、池越えのパー5で、「今週もまた、同じようなチャンスがあれば、狙っていく」と言い切った。
「シード権もほぼ決まって、気持ちにも余裕が出来て、今週はさらに上を狙っていける」と、前向きだ。

昨年のチャレンジ“賞金王”で、今年は幾度も優勝争いに顔を出し、赤丸急上昇中の今平周吾とは同級生だ。「今は周吾のほうが立場が上だけど、先に勝たれるのは悔しい」との思いは、今平とて同じのようで、近頃は顔を合わせるたびに、「どっちが先に勝つか」と言い合いになる。
「お互いに切磋琢磨で頑張ってます!」。若い力も頑張っている。

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