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三井住友VISA太平洋マスターズ 2015

バッバと回りたくはないけれど・・・。片山晋呉が1打差の2位に

紅葉真っ盛りの御殿場で、この日選んだオレンジ色のキャップが、裾野の美しい風景に溶け込んだ。片山が、ボギーなしの完璧なゴルフで、8アンダーの単独2位につけた。
インスタートのこの日は3メートルのチャンスを沈めた15番から圧巻の3連続。17番のパー3は4番アイアンで、ピンそばにつけるOKバーディで湧かせた。
後半の6番パー5、235ヤードの2打目をクリークで2メートルにつけるイーグルを奪った。

一分の隙も見当たらないゴルフは「ハマればいつでもこういうスコアが出せる」と、この日は藤田と孔明と、歴代の賞金王が揃う「最高のメンバー」との同組の中でも、ただひとり、2008年に御殿場を制した歴代覇者が胸を張る。

「今週も勝ちたい。勝つことしか考えていない」と昨年11月のカシオワールドオープン以来となる29個目の勝ち星に、飢えてはいるが「あんまり思いすぎると、最近はいつも、日曜日にシュン・・・として帰るので。あんまり、考えすぎないようにね」。

1打差の首位にはバッバ・ワトソン。「僕は一緒に回りたくない。あまりにもね、置いてかれるでしょ。毎ホール、見せつけられたら滅入っちゃうもん」。
本人は、望まざるともこのまま両者順調にいけば週末の直接対決も見えてきた。

先週は、スーツケースの中から、昔のゴルフ日記が出てきたエピソードを明かしたが、「今週も面白い話があるよ」とニヤリと「それはまた明日。小出しにしていくよ」と、意味深に笑った。

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