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ダンロップフェニックストーナメント 2015

藤本佳則は2打差の2位に「勝つだけ」

前半9ホールでパーなしの31をマークした前日の2日目に続いて、ビリケンさんには、相変わらず忙しい1日。
3日目もまた前半に、2番からの5連続バーディを記録するなど、この日のスコアカードもまあ、賑やかなこと。

1番や14、15番のボギーや、8番のダブルボギーは「どれもティショットが曲がって苦戦したところ」と、これまたわかりやすい。
「林に行って、木の横とか後ろとかにひっついて、ちょんと出すしかなかったり、そういうのがちゃんとボギーになっています」。
今週、ぶっつけ本番のパターが好調な分、ショットに多少の不安も「寝たら治るから、気にしない」と、見た目の印象どおりに剛胆だ。

盛り返した16番、18番のバーディはさすが、幸運の神様がついている?!
ややバランスを崩した2打目は、もしかしたら「木に当たったのかなんなのか」。とにかく、左の深いラフに埋もれて、最後の大ピンチも「アプローチは目の前が、開けていてなんの問題もなかった」と、2メートルのバーディチャンスにつけた。

大学の先輩に2打差に迫ることが出来た。
「優作さんはいい人です」と、まずその人柄をたたえて「ゴルファーとしては、ずっとシードを獲っていますし、僕たちより間違いなく知名度あるし、誰でも知っている有名な選手」。
そんな先輩への尊敬の念も、「誰であろうと、僕は相手に挑むというのはない」と最終日最終組でも自分との戦いに徹して「明日は勝つだけ。最終地点はそこしかない」と言い切った。

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