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関西オープンゴルフ選手権競技 2015

ミュゼプラチナム所属! 塚田陽亮 (つかだようすけ)が初日の4パットも何の

初日に続く69で回って「今日は特に、事件もなく」と、あえて前置きしたくなるほど、前日はさんざんだった。

「2番では4パット」。右のカラーにしがみついた15メートルのイーグルトライは、3メートルもショートして「よく、アマチュアの方であるじゃないですか、返しが強く入っちゃうって」とは、まさにそれ。バーディパットは1メートルも行き過ぎて、パーパットもまた入らず「素人か!」と、自分突っ込み。18番ではティショットが目の前の「ティグラウンドを直撃した」と50ヤードしか飛ばなかったりと、踏んだり蹴ったり。

「でもなぜかこのスコア」と通算6アンダーに、報道陣に囲まれて、首をかしげる。「早いですよね。僕にとって、みなさんに囲まれるのは夏以降なんで。夏以降にやっと調子が出てくるんで。かなり早い。2015年一発目の驚きです」と、得意の話術で自分を茶化した。

今季、7月に開催される新規トーナメントの「ミュゼプラチナムオープン」の“ホストプロ”。所属契約を結ぶ大会主催の「ミュゼプラチナム」は、脱毛専門のエステ会社だ。それなのに「俺、ひげ生やしてるし、デブだし。イメージキャラクターとして、それでいいの?」と、自虐的でも「7月の開催までに、なんとか楽しく一生懸命ゴルフが出来ればいい」と、本戦まで好調を維持していくつもり。

今週は最終日の24日にちょうど30歳の誕生日を控えて、「あっという間だった」という激動(?)の20代をしみじみと振り返る。「一時、血圧が177くらいまでいって。そろそろ痩せなきゃいけない、と。お酒も控えなくちゃいけないと、そんな20代。でも充実してました」と、ちょっぴりでっぷりお腹で笑わせた。

2008年のプロ転向当初は「30歳で、ツアーに出られれば」と思っていた。「今こうして30歳を迎えるにあたって、すでに試合に出られている自分。嬉しいですし、感謝ですね」と、記念の日は最終日こそ、良いお祝いになればいい。

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