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日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯 2015

冨山聡は、もう土壇場の男と言わせない!!

最終日のイーグル発進が、今季の活躍を予言してくれるようだ。「奥のラフから58度で打ったアプローチがジャストタッチで入っちゃいました」と、20ヤードの3打目をチップイン。「良い流れで次の2番もバーディで。ヨシっと思ったら3番は3パット」と自らブレーキに苦笑したが、今季3戦目にしてトップ5入りには、明るい笑みがこぼれる。

「毎年、年末になるとがけっぷちとか。土壇場とか書かれちゃうので」と、そこは苦笑いで「メジャーでこの順位は、自信になる」。

スロースターターが、悩みの種だった。「いつも秋になるとばたついて、焦ってますますだめになる」。このオフは一念発起で、自身の傾向と対策の分析を重ねてきた。
「試合が始まるとリキんじゃう」。諸悪の根源を探り当て、開幕からできるだけ力を抜いて振ることを心がけてきた。

「取り組みが上手くいっていると思います」。さっそく、4位タイ賞金の562万5000円を加えてこちらのほうでも、力がまた少し抜けた。「今年は早めにシード権を確保して、秋にゆっくり戦えれば」。気持ちの余裕こそ、悲願のツアー初を呼び込む大きなきっかけとなるはずだ。

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