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アジアパシフィック ダイヤモンドカップゴルフ 2016
マンデートーナメントを開催
トップ通過を果たしたのは、3アンダーで回ったベテランの桑原克典。96年の日本オープンで、コースのラウンド経験はあったが「モンスターに変わっていた。距離は長いし、ラフは深いし」。それだからこそ、桑原にはかき立てられるものがあったという。
「打つ前に、何とかできるかと課題を突きつけられる。めちゃくちゃ面白い」と立ち向かい、この日は7メートル超の長いバーディトライを2回決め、2メートル以内のチャンスも逃さず、むしろ「久しぶりに楽にゴルフが出来た」と、逞しく笑った。
2アンダーの2位通過はやはりベテラン。塚田好宣は、今年主戦場のチャレンジトーナメント(elite grips challenge)と今週は日程が重なっており、迷うところもあったが誰よりアジアに精通した選手は今大会が、共同主管で行われることに、引きつけられた。
「仲間も多いし、他の試合とは雰囲気も違う」と、決断して吉と出た。2アンダーの本戦突破に「楽しみながらプレーしたい。お金も稼ぎたいし」と、47歳のハングリー精神を剥きだした。
そして、最後の一枠でもある1アンダーの3位に入賞したのは弱冠20歳の星野陸也だ。7月にダンロップ・スリクソン福島オープンで、ベストアマチュア賞を獲得してすぐにプロ転向を果たすと、8月の「RIZAP KBCオーガスタ」ではデビュー戦も経験。
それから2度目のツアー出場権は、「ピンチもチャンスも、パットがよく入った」と自力でゲットし「本戦ではコースマネジメントが大事になる」。若き策士は開幕の時まで虎視眈々と、難コースの戦略を練る。