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マイナビABCチャンピオンシップ 2016
初Vを狙うはずの小林伸太郎がツアー3勝って・・・?!
小林が“地元”でツアー初優勝の大チャンスを作った。15番のパー5では、265ヤードのフェアウェイからスプーンで3メートルに乗せたイーグルチャンスを逃さす、通算7アンダーまで伸ばして首位と3打差の3位タイにつけた。
群馬県出身だが、今の住まいは大会の地元、兵庫県加東市のお隣の三木市にある。「今週は、たくさん応援に来てくださる」と、その中でもぜひ、その勇姿を見せたいのは、所属先の「焼き鳥まさや」のみなさんだ。
西宮市にある本店を拠点に、店舗を展開するスポンサーの、まさに地元で結果を出したい思いで一杯。
今週は火曜日の練習日でも一緒に回ってもらった。このオフは、恒例の宮崎合宿にも参加させてもらった。60ヤードのアプローチは、谷口徹の直伝。「だんだん、自分のものになってきた」と着々と準備が整い悲願の初Vにむけて、どうやらカウントダウンが始まった?!
この日の2日目は、スタートの1番で「ツアー3勝の小林・・・」と、紹介されて、ざわついた。スタートのアナウンサーが、どうやら小林正則と勘違いされてしまったようだが「まだ1勝もしてないのに」と本人も戸惑う中で、「丁寧に謝ってくださったしみなさんに、クスクスと笑われながら、楽しい雰囲気で出ていけた」とそんな間違いは、いくらされても嬉しいもの。
「僕もいずれ“何勝の小林”と、紹介されるように頑張ります」。
この日の間違いが、地元でこそデジャブになればいい。