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ゴルフ日本シリーズJTカップ 2016
ジャンボ越えをもくろむご当地プロ。小平智が3位タイに
2013年の「日本ゴルフツアー選手権 Shishido Hills」と、昨年の日本オープンに続いて、このシーズン最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」に勝てば、悲願達成。
27歳248日でジャンボ尾崎が作った、日本と名のつくタイトル3冠の、史上最年少記録の更新だ。
昨年の日本オープンの2日目に出した62は、92年のジャンボ尾崎の64を抜いて、データが残る1985年以降の今大会の最少ストロークを更新して、味をしめた。
プロ転向前の2010年にはチャレンジトーナメントの「鳩山カントリークラブ・GMAチャレンジ」で、同トーナメントとしては、93年の片山晋呉以来2人目のアマVを飾った際にもそうだったが、「記録を抜いたりするのは気持ちよい」。
だけど、「ジャンボ越え」というタイトルには、異議がある。
「勝てば、ジャンボさんの記録を抜くだけで、ジャンボさんを超えてない。超えられません」と、レジェンドへの敬意は忘れない。
大会の地元、東京都出身。
ケチるわけじゃないが「近いのに、泊まるのはもったいない」と、今年も自宅通勤を決めたが、元レッスンプロの父・健一さんのその日のプレーを総括するお小言は「めんどくさいし、もやもやするときもある」。
それにも変えがたい魅力が実家からの自宅通勤にはあって、柴犬のハナ。「家族で漢字の認識が違っていて僕は花。ねーちゃんは華。可愛いんスよ。遊んで癒やされる」。
これだから、実家通いの最終戦はやめられない。