Tournament article

ゴルフ日本シリーズJTカップ 2016

谷原秀人は4位に後退

首位タイから出た2日目はスタートから猛ダッシュをかけた。2番、7番の連続バーディで通算9アンダーまで伸ばして、このまま下位を突き放す勢いを見せた。「あのまま、ぶっちぎりたかった」。
9番のボギーでブレーキがかかった。フェアウェイからグリーンの右に外して、そこから3打目のアプローチで、上から1メートルのパーパットを残した。左カップに蹴られて外した。

2014年まで3年連続で平均パット1位の名手も、ここ数週間はグリーン上でストレスを抱えており、「なかなか入らないと、ショットで持って行こうとしますが、ショットも悪くなってしまうので。もうちょっと楽にパットがしたい」。

特に今週は、真冬の高速グリーンとして知られる東京よみうりも、今年は「例年より芝が元気」とそれにより、「想像以上に切れたり、切れなかったりするので、この大会は毎日、誰か一人でもビッグスコアが出るのに、誰一人出ていないのは、皆それで入っていないからだと思う」と、谷原も例外なく今はまだ、手をこまねいている。

逆転の賞金王も、世界ランク50入りも、最後に自分が勝つしか道はないという厳しい状況の中で、鍵を握るのもやっぱりグリーン。
「慣れてくれば、と思いますがあと2日で時間が足りるのか。足りないのか」。
見通しはまだ見えてこないが「あと2日でなんとか合わせていきたい。最後まで、盛り上げられるように頑張りたい」。
賞金2位にタイムリミットが近づいている。

関連記事