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関西オープンゴルフ選手権競技 2016

スコット・ストレンジが首位キープ

あわやOBというシーンもあった。「今日はショットの調子が良くなかった」。同じ最終組でまわった川村昌弘も冷静に、はたで見ていて「パットが上手い。でもストレンジはパットが入ってなかったらたぶん、えらいことになっている」。

豪州のパース出身。「僕が生まれた西海岸のコースはフラットで、こんなにOBがあるところでやったことがない!」。
悲鳴を上げつつ3日目も、どうにか1アンダーでまわって首位を守った。アジアと欧州ツアーで2勝ずつ。計4勝の豪州の雄は、2位に3打差をつけて、4年目の日本ツアーで初優勝の大チャンスにも慎重だ。

「日本には、いい選手がたくさんいるから分からない。明日も良いプレーを心がけたい」。
3日目も大勢駆けつけてくださった和歌山県のギャラリーの中に、ストレンジを「ストロング」と、マジメに読み間違えたのか、それとも関西ならではの洒落なのか。しきりと「ストロングはやっぱり強いな」と、感心していた方がいた。
最終日こそ、大まじめに「ストロングストレンジ」の異名を取りたい。

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