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〜全英への道〜 ミズノオープン 2016

祝34歳、祝・全英切符・・・! 市原弘大が自分に誕生日の贈り物

何よりのバースデーになった。この日、29日に34歳の誕生日を迎えた市原が、自身2度目の全英切符を勝ち取った。それどころか最終日は、初優勝のチャンスもあった。12番で、通算10アンダーは、首位と2打差。しかし本人は「優勝は12か13(アンダー)と思っていたので。思いがけずの展開でした」。

むしろ今大会で上位4人がもらえる全英オープンの出場権に色気があった。17番のバーディでその時点で、4位タイに食い込んだ。
2012年は、タイで行われたアジア予選を突破して、初出場を果たした夢の舞台だ。2度目のチャンスに腕まくりした。

今週は23日の月曜日に、全米オープンの日本予選に出場した。「谷口さんと回って、チャンスがあるならやっぱりメジャーは出るべきだ、と」。そう言って1日36ホールの激闘をみごと勝ち抜き、同オープンは自身10度目の出場権を獲ってみせた大先輩にも、ぜひあやかりたかった。

「今まで誕生日は予選落ちが多くて。良いスコアで回れたこともあまりなかった」。珍しく、誕生日に良い思い出が出来た。最終組の3つ前で一足お先の通算10アンダーで上がると、あれよあれよと首位に1打差まで迫って、ふいに巡ってきた初Vの可能性も、金庚泰 (キムキョンテ)のパーセーブで惜しくも夢と消えたが、メジャー切符はがっちり掴んだ。

前回は、初めてのリンクスコースで「雰囲気にのまれてギャラリーになってしまった。気づいたら、終わっていた」と、予選敗退したが2度目の挑戦は「今度こそプレーヤーとして、しっかりプレー出来るように準備していきたい」。
自ら贈った誕生祝いを無駄にはしない。

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